省スペース化
縦型燃焼炉を採用することで、オートサンプラー・燃焼ユニット・吸収ユニット・注入ユニットの四つを一体化したオールインワン設計が可能となり、幅60cmという省スペース化を実現しました。 分析時間の高速化 高速カラムを使用するとヨウ素までの5元素が8分以内で測定でき、燃焼前処理装置の方も15分以内のサイクルで吸収液をICに注入出来るため、1時間で4検体の高速一斉分析が可能となりました。 簡便化 設定と操作はタッチパネルだけで簡単に行え、アルゴンや酸素ガスを使用せず加湿清浄空気を使用することでガスボンベが不要となり、専用のアルミナ容器でCHN分析で一般的に使用されている使い捨てのスズカプセルを利用することも出来るので試料容器の洗浄や空焼きなど面倒な作業も不要となりました。 |
Nacsic NS-11Dの内部
設置スペース
簡便化
システムの設定と操作はすべてタッチパネルで行います。試料数、燃焼炉温度、燃焼時間等を確認したらスタートボタンを押すだけで、最大20試料の連続自動測定が可能です。また各試料毎に燃焼時間や降下速度を設定できます。専用のアルミナ容器に秤量した試料を入れオートサンプラーに並べます。アルゴンや酸素等のガスボンベが不要でシステム内の生成部で清浄された空気がキャリアー及び助燃ガスとなります。専用のアルミナ容器でCHN分析で一般的に使用されている使い捨てのスズカプセルを使用するこもでき洗浄や空焼きなどの面倒な作業も不要となります。
簡単操作のタッチパネルディスプレイ
高速化
試料投入から吸収液をICへ注入するまでの時間は15分以内です。高速カラムを使用すればヨウ素までの5元素が8分以内です。1時間で4検体の一斉分析が可能となりました。
標準試料(NAC-st4)約2mgのクロマトグラム
臭素/ヨウ素と硫黄の同時分析
酸化還元吸収液を採用することで、酸化の必要な硫黄と還元が必要な臭素とヨウ素の同時分析が可能です。吸収液はごく微量の過酸化水素水とヒドラジン溶液を超純水に添加するだけですので、ICの溶離液との相性を気にする必要もありません。
高濃度フッ素含有試料の測定例
新型モデルでは特許出願中の独自の燃焼管、燃焼ガス回収機構、及び洗浄システムを採用しており、高濃度フッ素含有試料でもキャリーオーバーはほぼありません。優れた回収率も実現します。