TD100-xrは最大100本のTDチューブを1回のシーケンスで迅速かつ無人で処理するための
​ハイスループットの自動加熱脱着システムです。

特長

• 100検体用オートサンプラー搭載
• 冷媒不要のコールドトラップ（電子冷却）
• 捕集管のキャップを外さずに自動分析が可能（DiffLok Cap）
• 広範囲の試料濃度に対応（スプリット/スプリットレス）
• 再捕集による再分析が可能
• 操作し易いソフトウェア
• 既存のGC,GC-MSへの取付が可能（GCへの接続はトランスファーラインのみ）

広範囲の試料濃度に対応

TDチューブ（捕集管）からコールドトラップへの加熱脱着導入、コールドトラップからGCへの注入方法としてスプリット/スプリットレスが選択できるため、低濃度から高濃度までの広範囲の試料濃度に対応できます。

TDチューブ（捕集管）からコールドトラップへの導入
＊スプリットレスによる全量導入も可能

コールドトラップからGCへの注入
＊急速加熱（max.100℃/s）によりサンプルバンド幅を抑えることができるためスプリットレスによるGCへの全量注入も可能

再捕集機能

一度脱着した試料を再捕集することができるので、再分析が可能です。
また分析条件を変えて分析することが簡単に行えます。貴重なサンプルを無駄にしません。

再捕集分析の再現性確認

操作し易いソフトウェア

メソッド設定画面

分析目的に合わせたメソッドの設定および保存が簡単に行えます。
左サイドバーから既存のメソッドが選択できます。

シーケンス画面

動作中のシーケンス、各部の温度，流量、システムフローを一画面で確認できます。

内部標準ガス自動添加機能（オプション）

1mLループを介して標準ガスをコールドトラップもしくはTDチューブに導入できます。

パーセントからサブpptオーダーの広範囲（C2～C44）の分析が可能です！

ごみ処理地ガス分析
​丸で囲んだアセトアルデヒド、スチレン、硫黄化合物類を同時に検出していることは、TD100-xrが1度の分析で幅広い化合物を分析できることを示しています。

都市ガス中の多環芳香族（PAH）
分析分析的に困難なPAH（丸で囲んだ部分）を含む様々なサブppt レベルのSVOCと有害大気VOCが検出されています。

TD100-xr アクセサリー

検量線作成用ツール CSLR（Calibration Solution Loading Rig）

​CSLRはTDチューブに標準試料を直接添加する際に使用するツールです。
検量線作成等に使用するスタンダードTDチューブが簡単に調整できます。
＊別途ガス調整器が必要となります

ガス調整器 Gas01（左）,Gas03（右）
Gas01はデュアルタイプでキャリヤーガス（0-60psig）、パージガス等（0-100psig）の圧力調整が行えます。
Gas03は0-60psigの圧力調整が可能なシングルタイプです。

仕　様

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